子宮筋腫の手術と病院選び
閉経は55歳くらいになるかも、閉経前まではもっと大量出血が起こるかも…この2点が理由で、やっぱり閉経は待っていられないと考えた私は、なるべくお腹を傷つけない子宮筋腫の手術を探すことにしました。手術の目的は、過多月経の解消です。
最初に私の子宮筋腫が発見された時に手術のことを調べたら、なるべくお腹を傷つけない手術といえば「子宮動脈塞栓術(UAE)」でした。右足の付け根の血管からカテーテルを挿入して…という手術なので、いっさい切開しません。それは理想的ですが、自己負担が多いのと、筋腫を直接取るわけでは無いのが、気になっています。でも、候補の一つです。
切開しないといえば「集束超音波治療(FUS)」もあり、これは超音波エネルギーで筋腫を焼灼する手術です。切開なし、ただ自己負担が多く、行なっている病院が少なすぎて通院が大変そうです。焼くという言葉に、怖さもあるし…なのでこれはパス。
「腹腔鏡手術」は、お腹に何ヶ所か穴を開けて、内視鏡で行う手術です。保険適用で、行なっている病院もわりとあり、体に負担の少ない手術としてポピュラーになってきた印象です。でも、お腹に穴を開けるのも、できれば避けたいです…なので一応パス。
そして、昔は見られなかった「子宮鏡手術」というのを見つけました。内視鏡を膣から入れ、電気メスで筋腫を焼いたり削ったりする手術です。切開なし、保険適用なので費用的にも問題なし。
実際の体験談を探したところ、多くは見つかりませんでしたが、手術を受けた人の体験は知ることができました。これは私が希望する手術に一番近いようです。よし、これで取り組んでみよう!
手術を決めたら、次は病院探しです。子宮鏡手術を行なっている病院は、このリストを参考にしました。
腹腔鏡は多いけど、子宮鏡は少ないですね。本州の西外れに住んでいるので、できれば車で移動できる九州北部か中国地方内で見つかればありがたい。とりあえず自宅の近いところから、病院のホームページをチェックしました。
チェックポイントは、どれだけ子宮鏡手術の情報が掲載されているのか、年間の手術件数はどれくらいなのか。情報量は熱心に取り組んでいれば自ずと多いだろう、手術件数は月1件で年間12件…これだと技術は向上しないだろう、せめて1週間1件で年間52件は欲しいという考えです。でも、手術件数の情報開示はあまりないですね。
そして、兵庫県の「医療法人 薫風会 佐野病院」に決めました。予定外の遠さだけど、何とか通える範囲内かな。