更に10年後
更に10年後、だいたい45歳頃。月経過多だと自覚が出てきて、少しずつですが対策をし始めました。
「布ナプキンに変更したら、生理痛や生理の量が減った」という記述を多数見つけたので、布ナプキンを購入してみました。
最初は大きめのハンカチを折りたたむシンプルなタイプを試しました。これは歩くとズレることがあり、装着感がイマイチでした。大きな問題は、防水されていないので出てきた経血がすぐに浸透し、衣服を汚す可能性が多大にあることです。2〜3回ほど使用して、使うのを断念しました。
次に試したのは、羽根付きで中に防水シートが入っているものです。使い心地も防水シートの効果も、期待通りで良かったです。けれど吸収力が弱かったのが難点でした。それと、汚してしまうと洗って干すという手間がかかり、外出先では融通がきかず不便でした。慣れるかな…と考え、半年ほど頑張って試しましたが、イライラ感が募り止めてしましました。
もともと布ナプキンは、排出コントロールが必須です。排出コントロールとは、ナプキンに垂れ流さず、トイレへ行った時に下腹部に力を入れ、意識的に排出することです。
このことを知らなくても、何となく昔からできていましたが、意識して積極的に行うようになり、衣服を汚す心配はなくなり、ナプキンの湿った不快感も軽減され、気持ちがずいぶん楽になりました。ただし完璧には今だにできてなくて、不意に笑ってしまったり、咳き込んだり、何かの拍子でお腹に力が入ると、つい出てしまうこともあります。それと、生理開始から2〜3日目の経血量の多い時は、定期的にトイレへ行かないとコントロールを失います。
やっぱり、ナプキンは使い捨ての方が便利で楽だと思い直し、ケミカルではない材質のものを探しました。
そこで見つけたのがナチュラムーンというメーカーのものです。表面材はコットン、吸収体は綿状パルプでできています。
結果的には経血量は増える一方で、減りませんでした。しかし、子宮筋腫のことを考えるとそうなるのは当然だと思います。