急性失血性貧血と出血性ショック
生理中の経血量が多い時は「食事の量を少なくすること・食後1時間は横になること」によって、嘔吐することは無くなりました。
ところが今度は、夕食3時間後に起きられなくなる新たな状況に突入しました。
2018年2月21日の生理初日、この日はビューっというツーテンポ時間がかかる経血の排出が4回ありました。それは珍しくないのですが、大出血がある度にげっそりとなり、フラフラ感が増していたのがいつもと違いました。用心のため、食事の量は半分に抑え、食後はコタツでずっと横になっていました。
ところが、夕食後3時間経過したぐらいに、だんだん気分が悪くなり嘔吐1回。それから顔面蒼白になり、これは寝たほうが良いと思い寝室へ移動したかったのですが、身体を全く起こすことができず、吐き気を感じながらコタツで横になり続けるしかありませんでした。脈は早かったのですが、体温の低下を感じ、寒かったです。呼吸も浅く、息苦しかったので、深呼吸を意識しました。命の危険を感じ、このまま意識がもうろうとしてきたら、その時は救急車を呼んでもらおうと考えたりもしました。
さらに3時間経過して、なんとか若干落ち着いてきたので、二階の寝室へ移動しました。でも、普通に歩くことができず、頭を低く下げた姿勢で、途中で休み休みの移動となりました。
翌日は生理二日目、身体がフラフラで日常生活が送れず、食事とトイレ以外はずっと寝てました。この日は昨日のような大出血が2回あり、夕食後3時間経過し嘔吐1回、その後の状況も昨日と全く同じでした。明日も同じ出血が繰り返されたら、どうなるのか考えると不安と恐怖に苛まれました。
生理三日目、今日も身体がフラフラで日常生活が送れず、食事とトイレ以外はずっと寝てました。幸いに大出血は無く、それでも4回ほどドッと経血は排出されましたが、小康状態を維持できました。
身体を全く起こすことができなくなることが2日間連続することは、初めてでした。これは貧血が次の次段階へ、進んだと言うことでしょうか。気になるのは、私のあの体調の変化は、出血性ショックの初期症状と同じなのです。外傷による出血多量はよく聞きますが、生理で出血多量とは聞いたことが無いし…。
最初に動けなくなってから4日後の2月26日、何とか頭を上げて少し歩けるようになったため、車で内科へ連れて行ってもらいました。
HGB値は5.2g/dlでした、最低値の記録更新です。生理前の1月30日は10.8g/dl、2月4日(たまたま行われた健康診査)も変わらない10.8g/dlだったので、生理で一気にHGB値が下がったということです。
内科での処置は特に無く、鉄剤一日一回1錠が一日二回2錠ずつに増えただけで、それでも間に合わなかったら鉄剤の点滴をしましょうと言われただけでした。すごく身体が辛くて危険な状態かもと思い来院したのに、それで大丈夫なんだとちょっと安心しました。鉄剤を飲みながら、自分の回復力に任せて、とにかく血を増やすしかないですね。
外傷で血管内の血液が多量に失われると、急性失血性貧血となり、その量によりショック症状の段階があることはよく知られています。
子宮内膜になった血液は血管を流れていません。これが経血となって排出されても、血管を流れる血液の量は変わりません。それでも生理の出血は、外傷の出血と同じなのかどうか、私の体調変化から疑問に思い医者に聞いてみたところ、「同じ」という答えが返ってきました。
これは私の妄想かもしれませんが…
体験として、過多月経で急性失血性貧血になり、出血性ショックの初期症状に陥りました。ということは、月経量により(出血多量)、輸血が必要になる、あるいは死に至る可能性もある、と言うこと!?
このことがきっかけになり、閉経は待ってられない、早く子宮筋腫と向き合わないと命の危険を感じる、との思いに至りました。