開腹の子宮全摘出手術!?
あの大出血は、どう考えても明らかにおかしい。次月もあんな出血があれば、外出もままならないし、予定も組めない…と、今後の生活が不安になりました。
そして、大出血から8日後の2015年10月27日、意を決して産婦人科へ行ってきました。
問診・内診が終わり、医者からは「大きな子宮筋腫が有るね。開腹の子宮全摘出手術をお勧めします。」と言われました。いきなりそんなことを言われ、私が戸惑い返答に困っていると、医者はさらに続けて「子宮は、もう要らないでしょ。出産の経験もないし、筋腫が大きいので腹腔鏡も無理、開腹が一番です。子宮を取ると楽になりますよ。」と言いました。
子宮筋腫の状況の説明がなかったので、大きさを聞くと「大きいもので、こぶし大」でした。
私としては詳しい説明もなく、他の選択肢も出さず(技術が無いのか、知識が無いのか)に、簡単に開腹・子宮全摘出手術と宣言されることに、とても不信感を抱きました。そもそも、デメリットの説明が一切なく、楽になると言うばかりです。お腹を切った傷跡は、何事もなかったように回復するのでしょうか。
私が手術を拒否し、とりあえず中容量ピルを処方され、また生理が始まったら来てくださいとなって、病院を後にしました。もう、次は行くもんか!
私は医者に元々、不信感を抱いています。理由は経験から2つ。
まず一つ目。
昔、盲腸は何の役割もなくて摘出手術をしても問題が無いと言われていたそうで、私の母は何かの開腹手術をしたついでに不具合がないのについでに摘出されました。ところが、私が20代になった頃、友人が盲腸になり、薬で散らす(散らすの具体的なことはわかりません)処置をされました。摘出しなくて大丈夫なのか?再発はしないのか?、疑問に思い聞いてみると、盲腸の役割が発見され、なるべく摘出はしないというのがその時のスタンダードになっているとの事でした。まるで180度、考え方が変わっています。
本を読んで知ったのですが、食品添加物だって、安全と言われていたものが、発がん性があるとなり、来月から回収され使えなくなるいうのが普通に有るそうです。
人間のわかっていることなんて、そんなもんです。今OKだけど、簡単にNOに変わるのは、世の中の常識なのかもしれません。しっかり情報を集めて、OKなのかNOなのか、納得して自分の判断で選択しなければ後悔します。
二つ目。
足を骨折した時に、金属を取り付ける切開手術をしました。これが生まれて初めての手術でした。そして体内に異物が入っているのが嫌で、この金属を取り出すために二回に分けて切開手術をしました。三回とも同じ場所を切開したようです。抜糸も適当な感じで、残った糸がチクチク痛くて気がつき、また取ってもらったり、辛かったです。もう10年ぐらい経つのに、この時の傷の皮膚感覚がおかしく、時々痛み、いつまで経っても治りません。切られた皮膚は元通りにはならないのでしょうか。そのため、今後いっさい身体にメスは入れないと、決意しました。
半年して歩く許可が下り、リハビリを受け、退院しても毎月定期検診に通い、レントゲン撮影を行うなど、医者が治してくれると信じ、真面目にいうことを聞いてました。
歩けるようになった時、ずっと松葉杖をついて片足立ちだったせいか、普通に歩けず何かギクシャクして何か変。医者に訴えても、相手にされませんでした。身体を治すのが医者の仕事だと思っていましたが、違うのだろうか?と、この時に疑問が生じました。
久しぶりに会った整体師の友人に相談したところ、一度施術をやってもらうと大分ましになり、もっと整体に通うと良くなるよとアドバイスをもらいました。友人のところへ通うのはやや遠くて無理だったので、近くの整体へ通い、無事に普通に歩けるように回復しました。
それから、骨折して1年ぐらい経ったある日、骨折していた近くの関節に壊死している骨があり、将来痛みが出ると宣言されました。あれだけ通っていたのに、途中で気がつかなかったのか、防ぐ手立てはなかったのか、医者とは何なのか、わからなくなりました。
これから学んだことは、医者は予防はしない、レントゲンに写らない(見えない)ものは相手にしない、治す手伝いをしているだけだということです。治すのは自分の生命力だと実感しました。ゆえに、医者は補助的なもので、回復するためにいかに医者の手を借りるか、自分で判断しなければなりません。また、金儲けの医療ビジネスの闇もあり、それに捕まらないように、注意が必要です。
あくまでも、これは私の考え方で、正しいとは限りません。親身になってくれる医者に出会えたら、考え方も違ったものになってたかも。
自宅に戻り、開腹の子宮全摘出手術をされた人の体験談を調べました。生理が無くなりすっきりした快適生活になった人もいますが、膀胱を傷つけられたり、癒着したりして、障害が出ている人もいました。成功するかもしれないが、失敗するかもしれない、と言うことですよね。医者も人間なので、100%の成功は無理とはわかっていますが、医者や手術に懸ける気持ちになれるか、信頼感や価値観が問われます。
もし膀胱を傷つけられたら一生ものです。だったら生理中の出血が激しい日はおとなしくして、閉経を待った方が良い、という結論になりました。この時、私は48歳。閉経平均は50歳なので、あと数年の辛抱だと思いました。